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フランス南東部コートダジュールの観光都市で、アルプ・マリティーム県の県都。地中海をのぞむリビエラ海岸の国際的に有名なリゾートで、北にマリティーム・アルプスをひかえる。アルプスの山地で強風がさえぎられるため、四季を通じて温暖な気候である。観光が主産業だが、商業港としても活気がある。工業も盛んで、オリーブ油、香水、電子部品、精密機械の製造などがおこなわれる。人口は34万7900人(2005年推計)。
市街はアンジュ湾沿いに建設され、新旧の街がパイヨン川によってへだてられている。堤防、プロムナード・デザングレをふくむ遊歩道が海岸にそってのび、港からはコルシカ島との間の定期船が出入りする。
1965年創立の大学、20世紀の画家マティスの作品をおさめた美術館、同じくシャガールの美術館や、博物館がある。そのほか、円形闘技場、浴場などのローマの遺跡や、17世紀のシミエ修道院がのこる。
前5世紀ごろギリシャ人によって建設され、古代には交易植民都市ニカイアとして知られていた。前154年ローマ人に占領され、その後支配者が何度もかわり、多くの戦争にくるしめられた。1388年以降サボイア家が君臨し、1796年にはサルデーニャ王国から、フランスに割譲された。1814年サルデーニャに返還されたが、住民投票の結果、60年にふたたびフランス領になった。