肝炎
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肝炎
I. プロローグ

肝臓に炎症がおこる病気。肝炎は原因によってウイルス性肝炎、薬物性肝炎、自己免疫性肝炎、アルコール性肝障害(アルコール依存症)など、いろいろな種類がある。また、発症パターンの経過から、劇症肝炎、急性肝炎、慢性肝炎などにわけられる。日本では、ウイルスの感染によっておこるウイルス性肝炎がもっとも多い。肝炎のウイルスに感染すると、体に免疫の作用がはたらく。ウイルスの入りこんだ細胞をリンパ球が異物とみなし、とりのぞこうとして肝臓の働きがわるくなる。原因となるウイルスは現在、A~E型のほかG型などが発見されている。一度発病すれば免疫は成立するが、ほかの型のウイルスに対しては免疫がきかない(免疫系)。また母子感染などは、免疫学的寛容といって乳幼児のころは、ウイルスを異物として認識せず、小学生のころから免疫機構がウイルスを攻撃しはじめ、肝炎がおこることもある。