トウモロコシ
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トウモロコシ
II. 形状

ほかのイネ科の草の茎が空洞なのに対し、トウモロコシの茎は直立して密でかたい。草丈は種によって大きくことなり、矮性(わいせい)種は成長しても60cm以下で、大きくなる種は6m以上にもなる。葉は互生し、長くて細い。主茎の先端には雄性花序すなわち雄花穂(雄花)がつく。穂は小穂(しょうすい)とよばれ、たくさんの小花からなり、小花にはそれぞれ小さな葯(やく)がついていて、そこに雄性配偶子である花粉粒ができる。

雌花穂(雌花)は独特の構造をしていて、穂軸とよばれるかたい核に数千個の小花がつく。穂は、葉が変形した苞葉につつまれている。穂の先端からつきでている絹糸といわれる毛状のものは長くのびた雌蕊(めしべ)の花柱で、それぞれが子房に達している。風ではこばれた花粉は、絹糸の上におちるとそこで芽生え、花柱を下にたどって子房にいたる。受粉した子房は、成長して殻粒となる。