| トウモロコシ | 項目ビュー | ||||
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| III. | 歴史 |
トウモロコシは新大陸原産で、ヨーロッパ人がやってくるまで何世紀もの間、主要穀物だった。起源は謎(なぞ)につつまれているが、考古学的および古植物学的成果によると、アメリカ南西部には少なくとも3000年前にはトウモロコシの栽培種が存在していた。野生のトウモロコシは、かつては7000年前にメキシコ南部のテフアカン渓谷に存在したと考えられていた。しかし最近の研究では、4600年前ごろはじめて渓谷に出現したことが明らかになっている。初期の野生種は、基本的にほとんど現代のトウモロコシと同じ構造をしていた。
日本へは16世紀の後半にポルトガル人によってつたえられ、南蛮船がはこんできたことからナンバンキビとよばれた。江戸時代にはいって栽培はひろがり、とくに水田や畑地が少ない地域で、重要な食糧となっていった。まだ稲作ができなかった北海道では、明治初年に開拓使がおかれ屯田兵が移住したとき、トウモロコシの新種をアメリカから導入して栽培を開始した。それが発達し、重要な農産物となって今日におよんでいる。