| トウモロコシ | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 品種 |
トウモロコシには数多くの品種があり、性質も多様である。ある品種は2カ月で成熟するが、11カ月かかる品種もある。葉は淡緑色から濃緑色まであり、それに茶、赤、紫の色素がくわわる場合もある。成熟した穂の長さは、10cmにみたないものから50cmのものまである。殻粒の列も8列から36列余までさまざまである。殻粒の特徴によって、大きく6つの仲間に分類される。
トウモロコシを栽培する世界各地の農場ではデントコーン(馬歯種トウモロコシ)という品種がもっともよく栽培される。殻粒の側面はかたい角状デンプンからなり、冠部はやわらかいデンプンからなる。粒が成熟するにつれてやわらかい部分がちぢみ、特徴的なへこみができる。
フリントコーン(硬粒種トウモロコシ)は、角状デンプンが殻粒の上部すなわち冠部にまでひろがり、したがってへこみはない。低温でも受粉できるため冷涼な気候に適し、またゾウムシに対して抵抗力があるため熱帯にも適する。
ポップコーン(爆裂種トウモロコシ)は世界の子供や若者に人気の高いスナックだが、ひじょうにかたい小さな殻粒をもつフリントコーンの変種である。熱すると殻粒の水分が膨張し、はじけてひらく。
フローアコーン(軟粒種トウモロコシ)は、やわらかく濃度のうすいデンプンを多くふくみ、粉にひきやすい。南アメリカのインカ帝国があった地方でよく栽培されている。
スイートコーン(甘味種トウモロコシ)は、アメリカでは人間が食用する野菜として一般に栽培されている。糖分はほかの種とことなり、生長過程でデンプンにかわらない。成熟するまで放置すると、種子に特徴的なしわがよる。
ポッドコーン(有ふ種トウモロコシ)は食用されることはほとんどなく、観賞用として栽培される。殻粒は1つずつ小型の殻につつまれている。もうひとつの観賞用トウモロコシは一般にインディアンコーンとよばれ、フローアコーンとフリントコーンの色をあわせた多彩な品種である。
日本で、フローアコーン、スイートコーン、ポッドコーンは、ほとんど栽培されていない。