| アンデス山脈 | 項目ビュー | ||||
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| II. | 地形 |
のちにアンデス山脈となる中生代の地向斜堆積(たいせき)物の隆起・沈降が開始されたのは、太平洋プレートが南アメリカプレートの下にもぐりこみはじめた白亜紀のことである(→ プレートテクトニクス)。このプレートの衝突で生みだされた力が引き金となって火山の噴火や地震がおこり、過去2000万年の間に褶曲によってアンデス山脈が形成された。
アンデス山脈には多くの火山があり、地震も多い。火山としては、エクアドルのトゥングラワ山(5033m)、コトパクシ山(5897m)、チンボラソ山(6310m)、コロンビアのネバド・デル・トリマ(5215m)、アルゼンチンとチリの国境に位置するユーヤイヤコ山(6723m)が知られる。そのほか、ボリビアのアンコウマ(6550m)、ペルーのワスカラン(6768m)、アルゼンチンのアコンカグアなどがある。アンデス山脈には、主脈にはさまれてキト高原(約3000m)やアルティプラノ高原(約4000m)などが広がる中央アンデスのティティカカ湖周辺には、インカ帝国の首都クスコをはじめ、古代文明の遺跡が多い。
アンデス山脈の西側斜面は少雨のため、西流して太平洋にそそぐ川は短く、流量も少ない。東側斜面では貿易風が山脈にさえぎられて雨をふらせるため、東にながれる川は長く、水量も豊かである。アンデス山脈からはアマゾン川、オリノコ川、サラド川などの大河が発している。