| 検索ビュー | バイオマス(生物) | 項目ビュー |
| I. | プロローグ |
生物量、生物体量、または生物現在量、生物体総量などと訳される。ある時点の任意の地域内に存在する、あるいは任意の種類に属する生物群の重量もしくはエネルギー量。
| II. | 地球のバイオマス |
生物量は、緑色植物(生産者)の光合成によってつくられる有機物の合成が基礎となる生物生産により増大する。単位面積当たりの最大の生産者である森林、とりわけ熱帯雨林が、全地球上の生産量の90%以上を占めている。しかも森林の占有面積は地球上の10%程度でしかない。
この森林も大規模な伐採や開発が急ピッチですすんでいる中で減少している。このことと地球規模の環境変化とのかかわりを危惧する研究者も多い。
→ 環境問題:熱帯雨林:生態系
| III. | バイオマス・エネルギー |
一方、日本では石油エネルギーに代わるものとしてバイオマス・エネルギーという用語がよくつかわれる。バイオマス・エネルギーとは、生物資源から直接あるいは間接にえられる燃料エネルギーのことである。発展途上にある地域では、今日でも、木材や農業廃棄物、排泄物(はいせつぶつ)などのバイオマス・エネルギーが、おもなエネルギー源となっている。
また少数ながら、おもな動力源としてつかわれている例もある。たとえばブラジルでは、サトウキビからエタノール燃料がつくられているし、中国の四川省では、排泄物を利用して燃料用ガスとしている。
バイオマス・エネルギーのさらなる利用開発にむけた研究が着手されたが、一方で経済面において石油エネルギーとの競合があるため、研究はなかなか進展していないのも現実としてある。
→ バイオマス・エネルギー