| エチレン | 項目ビュー | ||||
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| II. | 用途 |
1950年代後半から高度経済成長の時代にかけて、日本の各地に建設された石油化学コンビナートの中心は、ナフサからエチレンを生産するプラントであった。58年(昭和33年)にスタートした岩国・大竹から、四日市をへて鹿島臨海工業地域にいたるまでのコンビナートのエチレン生産は、石油化学工業の基本となった。
エチレンの用途はさまざまだが、代表的なのは、日常生活でもなじみの深いポリエチレン、塩化ビニルの原料である。エチレンは、正常に発育している植物からも放出され、果実の成熟を促進するホルモンの一種である。活性炭や沸石(ゼオライト)などのガスを吸着する物質とともに、野菜や果実をビニル袋などにつめておくと腐敗(→ 腐敗と分解)しにくくなるのは、主としてエチレンの濃度が低下するためである。