| 薬物依存症 | 項目ビュー | ||||
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| I. | プロローグ |
薬をのむと精神的な安心感がえられることから、ふだんから精神的、肉体的に薬にたよってしまう状態。薬物依存がひどくなると、薬が体の中で生理的に変化をおこし、薬なしではいられなくなって中毒状態になる。たとえば、薬をのみつづけているうちに、だんだん体が薬になれてきて、量をふやさないと効き目がなくなったり、薬の効果がきえたあとに禁断症状がでたりする。禁断症状は、薬の種類によってさまざまだが、おもに吐き気、下痢、痛みなどがあらわれる。禁断症状がでなくても、薬をつかいたいという気持ちが強いときには、心理的な依存や習慣性があるとされる。
動物実験によると、アヘン、アルコール、コカイン、鎮痛薬などは、自分からくりかえし摂取しようとする。これらは強い刺激反応をおこし、習慣的に使用されやすい。マリファナや幻覚剤などは、実験動物ではそれほど強い刺激反応はないが、人間の場合は習慣になる。
依存症をおこしやすい薬は、アヘン系、鎮静・催眠薬(→ 鎮静薬)、興奮薬、幻覚剤、大麻、吸入剤の6種類にわけられる。