| セルビア | 項目ビュー | ||||
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| III. | 経済 |
セルビアは、1991~92年の旧ユーゴスラビアの解体と、それにともなう内戦への関与によって、国際社会から経済制裁をうけ、経済はおとろえた。IMF(国際通貨基金)などさまざまな経済機構に加盟していた旧ユーゴスラビアの地位をうしなって有効な対策をうちだせないまま、すさまじいインフレや失業者の増大にみまわれ、経済成長が停止した。輸送や文化交流の面で制裁が部分的に解除された94年後半から復調の兆しをみせたが、98年からのコソボ紛争と99年のNATO(北大西洋条約機構)軍による空爆で、大きな被害をうけた。
2000年10月、ミロシェビッチ政権の崩壊後に発足したコシュトゥニツァ新政権は、国際協調路線をかかげて国際社会に復帰し、経済回復につとめた。00年中にIMFと国際連合(国連)への復帰がみとめられた。ミロシェビッチ時代からつづく社会構造を根本的にかえるのは容易ではないが、民営化がすすめられ、外国からの資本投資も軌道にのりはじめて、経済は改善の方向にむかっている。ただし失業率は依然きわめて高い。できるだけ早期のEU(ヨーロッパ連合)加盟をめざしている。
おもな産業は製造業と農業で、製造業では、鉄鋼、繊維、ゴム製品などが輸出もされている。通貨はディナールで、補助貨幣パラをもつ(1ディナール=100パラ)。