| ジャマイカ | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 経済 |
経済の中心は農業であるが、ボーキサイトを中心とする鉱業や各種製造業、近年では観光業の発達で経済の多様化がすすんでいる。2006年のGDP(国内総生産:→ GNPとGDP)は100億米ドル、1人当たりでは3757.90米ドルである。
| 1. | 農業 |
労働人口の18%(2005年)が農林水産業に従事する。主要な作物はサトウキビで、年間15万tの粗糖が生産された。ほかのおもな農産物にはバナナ、柑橘類、タバコ、カカオ、コーヒー、ココナッツ、コショウ、ショウガ、マンゴー、クズウコンなどがある。ジャマイカ産のブルー・マウンテン・コーヒーは日本での需要も多く、日本企業の直営農場もある。ジャマイカはオールスパイスの世界最大の供給地である。牛、ヤギ、豚の飼育もおこなわれている。
| 2. | 鉱業および製造業 |
ボーキサイトおよびアルミナ産業はジャマイカ経済の大黒柱であり、総輸出額の半分以上を占めている。2000年代前半、アルミナの年間生産量は350万~400万tだった。
ジャマイカ経済における製造業の重要性はしだいに高まっている。政府は輸入関税の免除やその他の免税措置などの特典をあたえ、いっそうの工業化をはかっている。食品、飲料、プリント生地、衣服、靴、塗料、農業機械、セメント、ラジオ、肥料などが生産されている。キングストンにある石油精製所では、国内需要の約半分を生産している。
| 3. | 通貨と貿易 |
通貨単位はジャマイカ・ドル。発券しているのは中央銀行のジャマイカ銀行である。10行の商業銀行が営業している。
主要な貿易相手国はアメリカ、フランス、イギリス、カナダ、トリニダード・トバゴ、中国、日本、ブラジルである。2002年の主要な輸出品はアルミナ、ボーキサイト、砂糖、ラム酒、衣服、コーヒーであり、輸出額は年間11億407万米ドルにのぼった。おもな輸入品は食料品、化学製品、繊維、機械、石油で、輸入額は35億4310万米ドルだった。
観光業はジャマイカ経済をささえる重要な産業で、外貨獲得に大きく貢献している。年間168万人(2006年)もの観光客がおとずれた。とくにアメリカからの観光客が多い。
| 4. | 交通 |
鉄道はあるが、旅客鉄道ではないので移動は道路や空路となる。ジャマイカの道路は総延長2万996km(2004年)をこえ、うち73%が舗装されている。多くの外国の航空会社とジャマイカ航空が海外をむすび、国内線はキングストン~モンテゴベイ間に、ジャマイカ航空や国内線専用の航空会社が運航。ほかに国内の主要都市をプロペラ機がむすぶ。
| 5. | 労働 |
2006年に労働者は116万5183人となった。おもな労働組合に全国労働者組合(NWU)とブスタマンテ産業別労働組合(BITU)がある。両組合とも政党とのつながりが深く、NWUは人民国家党(PNP)、BITUはジャマイカ労働党(JLP)を支持している。それらをまとめるナショナルセンターとして1994年に設立されたジャマイカ労働組合同盟(JCTU)がある。