| ジャマイカ | 項目ビュー | ||||
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| V. | 環境問題 |
森林保護区、自然保護区、自然公園など、環境保護のための制度は充実しているが、つい最近まで、これらの制度を統一して管理・運営する仕組みがととのわなかった。そのため、ジャマイカの生態系は危機に直面している。貴重な森がプランテーション用地として次々に開拓され、野生生物の生息地が危険にさらされている。土壌の劣化や水不足も各地でみられる。沿岸部の海水は産業排水、生活排水、石油流出などで汚染されている。首都キングストンでは、自動車の排気ガス公害も深刻である。
ジャマイカは豊かな生物多様性をもち、固有種も多い。あわせて3000種の植物があり、そのうち、ここでしかみられないものが27%を占める。だが、この生物多様性は環境破壊によって打撃をうけている。政府は、休耕地を牧草地にかえる政策をすすめている。かつてジャマイカ全体をおおっていた森林も、1980年代初頭には、年間の森林伐採率が5%にも達し、現在もかなりのスピードですすんでいるため、残り少ない樹木は小さな森として山岳部に点在するだけである。