ジャマイカ
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ジャマイカ
III. 住民

住民の大部分は、アフリカ系ないしアフリカ系とヨーロッパ系の混血で、17~19世紀に奴隷(奴隷制)として移入された人々の子孫である。少数派としてインド系、ヨーロッパ系、中国系がいる。住民のほぼ半数が農村部にすんでいる。

1. 人口の特色

人口は280万1544人(2008年推計)、人口密度は259人/km²である。かつて高かった人口増加率は、2008年には0.75%にさがった。アメリカ、イギリス、ラテンアメリカ諸国への移民がかなりの数にのぼる。

2. 主要都市

14の行政区域にわけられている。キングストンの首都圏地域の人口は57万5000人(2003年推計)で、ほかの重要な都市にはモンテゴベイとスパニッシュタウンがある。

3. 言語と宗教

英語が公用語だが、住民の多くはアフリカ系諸言語、スペイン語、フランス語などをとりこんだクリオーリョ語(クレオール語)を話す。宗教はキリスト教が多数を占め、プロテスタント諸派を中心に少数のカトリックがいる。そのほか少数派としてユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教がある。ポコマニア(アフリカ原始宗教)、ラスタファリ運動(アフリカ帰還運動)などの活動もおこなわれている。

4. 教育と文化

義務教育は6~11歳で、2000年には、初等学校に32万8496人がかよっていた。高等教育ではキングストンにある西インド大学(1948年創立)モナ・キャンパスが、カリブ地域全体の主要な高等教育機関として機能している。9000人以上の学生が在籍し、図書館の蔵書も50万冊以上にのぼる。

300年以上もイギリスの植民地だったため、イギリス文化の影響が言語や生活習慣などにのこっているが、アフリカ文化の影響も大きく、両文化がまじりあっている。ジャマイカ独特の音楽であるレゲエは、ボブ・マーリーらによって広められた。レゲエはとくに1980年代のイギリスのロック音楽に大きな影響をあたえ、キングストンにはボブ・マーリー博物館がある。