温度
印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。
温度
IV. 温度の影響

温度は、生物が生きていくうえでの重要な環境要素(環境条件)である。鳥類や哺乳類などの恒温動物は、ある温度範囲で体温をほぼ一定にたもって生きていくことができる。これに対して両生類や爬虫類などの変温動物などは、外界の温度変化をうけやすい(体温)。水生生物などでは工場などの温排水で周辺の生態系がかわってしまい、重大な影響をうけることがある(水汚染)。

物質は温度環境によって性質がかわる。たとえば低温下では固体はもろくなり、こわれやすいし、液体は固化したり、粘性がましたりして流動しにくくなる。絶対零度に近い温度では、物質は電気抵抗がゼロになる超伝導のようなおどろくべき性質をしめす(低温学)。高温下では固体は液化または気化したり、化合物の構造がこわれたりする。

大気の温度を気温といい、地球上の気温は大部分の地域が-20°C~+25°Cの間にある(対流圏)。高度が高くなるほど気温は低下するが、およそ12km付近でしばらく一定になる。それより上では高度があがるにつれ気温は高くなり、高度50kmあたりで最高になる(成層圏)。さらに、50~80Kmあたりで気温はさがり、90kmあたりでは-80°Cとなる。それ以上の高度になるとふたたび高くなる。高度300kmくらいで気温はおよそ1200°Cになる(熱圏)。