アルプス
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アルプス
II. 地質学的構造

アルプスは複合褶曲(しゅうきょく)山地である。アルプス一帯はかつてはテチス海の海底だったが、三畳紀~ジュラ紀に石灰岩やドロマイトを主とする沈殿物があつく堆積(たいせき)した。その後、アフリカ大陸とユーラシア大陸のプレートが衝突して生じた巨大な圧力によって、これらの堆積層は北へ強くおしだされた。その過程で堆積層は基盤岩石から切りはなされ、複合褶曲したのである。プレートテクトニクス

約250万年前にはじまる第四紀の4度にわたる氷河による浸食は、アルプスの地形形成にとってひじょうに重要であった。巨大な氷の塊が谷を移動しながら深い谷間とけわしい岩壁をつくり、分水嶺をこえてあふれだした氷は峠をかたちづくった。氷河作用による堆積物であるモレーンが川の流れをせきとめたため、たくさんの湖が生まれた。レマン湖とボーデン湖はその代表である。