| ワタ | 項目ビュー | ||||
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| II. | 栽培 |
成育期間の長いワタの栽培には、生長期のじゅうぶんな日光と水、および収穫時にはかわいた気候が必要である。一般にこれらの条件をみたすのは熱帯や亜熱帯の低緯度地域である。アメリカの綿花帯はフロリダ北部からノースカロライナ州まで、西はカリフォルニア州までひろがっている。
アメリカでは、1年のうちの作物生産は、前の年に多くのワタ栽培農夫が手作業や機械でワタをつみとった直後にはじまる。作物の残りかすを地中にすきこみ、農地はふつう翌春に耕作するまで放置される。植え付け時期はテキサス州南部で2月初めから、綿花地帯の北限地帯で7月初めとさまざまである。
雑草をとるには、植え付けの前後に集中的に除草剤を散布するなど、いろいろな化学的方法や機械的方法がもちいられる。耕耘機、回転式のくわなども除草につかわれる。
現在ではアメリカのワタのおよそ95%が綿摘み機や綿繰り機でつみとられている。綿摘み機は灌漑地でひろくつかわれている。綿摘み機にはワイヤーの糸車がついた垂直なドラムがあって、ひらいたさやから繊維をひきだす。綿操り機はおもにテキサス州西部とオクラホマ州西部でつかわれていて、種子から繊維をてばやくもぎとる。