| ゲシュタルト心理学 | 項目ビュー | ||||
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| IV. | ベルリン学派の主張 |
このウェルトハイマーの仮現運動に関する研究を出発点として、ケーラー、コフカなど、ベルリン学派の人々は主に知覚を中心にそのゲシュタルト論を展開した。たとえば4点が正方形を構成するように配置されているとき、その1点を対角線の中点に移動させると、要素の数は同じであるが、しかしその4点が形づくるのは直角二等辺三角形である。これからわかるように、最初の図形とあとの図形の相違はたんなる構成要素の数の相違ではなく、むしろ形のもつ全体的性質(ゲシュタルト)の違いである。この形のまとまり(ゲシュタルト)において、各部分は全体に対して独立に自存してはおらず、むしろその全体の中で相互に依存しあっている。より一般化していえば、所与は、本来、いろいろな秩序において構造をそなえた「まとまりのある」ものとしてあたえられ、そのような全体ないし全体特性はけっして要素ないし部分に還元できない。これがゲシュタルト理論の基本主張である。