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| I. | プロローグ |
前582?~前500? 古代ギリシャの哲学者・数学者。最近は、数学者や哲学者ではなく、教団をひきいた宗教的な存在という評価がかたまりつつある。その思想はプラトンに大きな影響をあたえた。
エーゲ海のサモス島に生まれ、タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネスらイオニア学派の思想をまなんだ。つたえられるところでは、ポリュクラテスの専制政治に嫌気がさしてサモス島をはなれ、前530年ごろ南イタリアのギリシャ植民都市クロトンに移住した。ここで彼は、宗教・政治・哲学にまたがる独自の教えを説いて、みずからの教団をつくりあげた。