| スズ(錫) | 項目ビュー | ||||
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| III. | 用途 |
一般的には、スズ箔、青銅(スズと銅)、はんだ(スズと鉛)、活字金属(スズ、鉛、アンチモン)などの合金としてもちいられ、航空宇宙産業ではチタンとの合金としてもちいられる。スズ、鉛、亜鉛、アンチモン、カドミウムなどからなる低融点の合金はホワイトメタルとよばれ、スズを主体としたものは振動や衝撃に強く、自動車用軸受につかわれる。めっきとしての用途もひろく、食器や缶詰につかわれる。鉄板にスズめっきをしたものはブリキとよばれる。
酸化物は触媒として、有機スズはプラスチックに安定化剤として添加されるほか、殺菌作用があるため、魚網の防汚剤や、フジツボなどの付着防止用の船体塗料につかわれる。しかし、魚から有機スズ系塗料が検出され、人体への害を懸念して通産省と厚生省は1990年(平成2)に一部有機スズ化合物の使用を禁止した。
元素記号Sn。原子番号50。原子量118.710。融点232°C。沸点約2623°C。密度7.265g/cm³(20°C)。周期表(→ 周期律)14族に属する。地殻中の存在量2.1ppm。