太平洋
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太平洋
III. 地質生成と地質構造の特徴

太平洋は現存する海盆(海嶺)の中でもっとも古く、形成する最古の岩石は約2億年前までさかのぼる。海盆と周縁部のおもな地形は、プレートテクトニクスの運動によって生じた。沿岸部の大陸棚は水深約180mで、その幅は南北アメリカ大陸沿いでは狭いが、アジアやオーストラリア大陸沿いでは比較的広い。海中の尾根にあたる東太平洋海膨は全長約8700kmにわたり、カリフォルニア湾を起点に、南アメリカ最南端から西方約3600kmの地点までつづき、海底からの平均高度は約2100mにおよぶ。

東太平洋海膨にそって、溶岩が地殻と核との間のマントルとよばれる層から噴出し、海膨の両側の板状の岩体であるプレート上に地殻を形成する。このため地表の大部分をおおうプレートはひきはなされ、外縁で接する大陸プレートと衝突する。この巨大な圧力のために大陸プレートは褶曲して山脈になり、大洋プレートは下にもぐりこみ、沈み込み帯とよばれる深い海溝をつくる。海溝では地殻がマントル内にひきこまれる。こうした褶曲と沈み込みの圧力が原因となって地震や火山が発生し、太平洋海盆の周辺部は「火の輪」とよばれる。環太平洋造山帯