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| IV. | 現代日本のテロリズム |
日本においても、ドイツやイタリア同様、1970年代には日本赤軍、連合赤軍のほか、小グループによる極左テロが頻発した。とくに74年(昭和49)の三菱重工ビル爆破事件では、多くの市民が犠牲者となっている。しかしこの左翼テロも、70年代末から消滅していった。→ よど号乗っ取り事件:連合赤軍あさま山荘事件
右翼の場合、戦前からのテロリズムの伝統を戦後もひきついでおり、その流れの中で、社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件(1960)、風流夢譚(むたん)事件として知られる中央公論社社長夫人らへの殺傷事件(1961)など、いくつかの重大事件をひきおこしている。
しかし、戦前の右翼が頼みとした軍部が解体され、高度経済成長下でナショナリズムが衰退したこともあって、右翼の多くは弱体化し、現在では利権にからんだり、暴力団と癒着しているものも少なくない。
1994年(平成6)6月におきた松本サリン事件、翌95年3月の地下鉄サリン事件は、住宅密集地や地下鉄に毒ガスのサリンをまくという無差別テロだった。このテロをおこしたのは、オウム真理教という狂信集団で、これは左右のイデオロギーとはことなる「宗教」テロであった。