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ペロポネソス半島

ギリシャ南部を占める半島。面積は2万1440km²で、ギリシャ全土の約6分の1にあたる。東はエーゲ海、西はイオニア海に面し、北東部の幅わずか7kmのコリント地峡でギリシャ本土とつながっている。19世紀末、コリント地峡に運河が開削され、ペロポネソス半島は厳密な意味では島になった。南部が3つの小半島にわかれるその形状から、半島は中世にはモレア(桑の葉の意)とよばれた。地形は山がちで、平野は広くない。温暖少雨の地中海式気候で、ブドウ、オリーブ、タバコ、穀類などが栽培され、ヒツジやヤギの牧畜、漁業もおこなわれる。

半島は古代ギリシャ文明のさかえた舞台で、東部のミュケナイ(ミケーネ)遺跡(ミュケナイ文明)はシュリーマンの発掘で知られる。このミュケナイ文明をほろぼしたのがドリス(ドーリア)人で、スパルタを盟主に半島各地に都市国家を形成し、本土側のアテナイ(アテネ)と対抗、ペロポネソス戦争にまで発展した。また、西部のオリュンピアの遺跡は近代オリンピックゆかりの地である。