ポリマー
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ポリマー
II. 構造

ポリマーは、分子の構造によって、3つに分類できる。鎖状あるいは線状ポリマーは、モノマーどうしが長い鎖状につながった高分子で、モノマーどうしは強固に結合する。ポリエチレン、ポリビニルアルコールおよびポリ塩化ビニルは典型的な鎖状ポリマーである。

鎖状ポリマーのところどころから、やはり鎖状にポリマーがのびているポリマーを網状ポリマー(または分枝ポリマー)という。この枝分かれ部分の結合は、不純物の混入やポリマー自身のもつ反応基によっておこる。ポリスチレンやポリプロピレンのように、モノマー自身が側鎖をもっている鎖状ポリマーは網状ポリマーとはいわない。

2本かそれ以上の鎖状ポリマーが、たがいに別の鎖でむすばれているものを架橋(橋架け)ポリマーという。架橋度が低い場合には、基本的に2次元のゆるい網状構造となる。架橋度が高いと、きっちり固定された3次元構造体ができあがる。架橋結合はふつう化学反応によって生成する。硫黄原子によって架橋された加硫ゴム(ゴム)は、2次元架橋構造の例である。熱をくわえると硬化する熱硬化性プラスチック(→プラスチックの「加工性」)は、架橋度の高いポリマーの例である。このポリマーは構造が緻密(ちみつ)なために、強く熱すると、とけるのではなく、構造がこわれてもえる。いいかえれば、もえるまで構造がこわれない。