アルファベット
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アルファベット
VII. 人為的なアルファベット

これまで説明したアルファベットのほとんどは、古い原型から時代とともに変化したり、古い原型に改変をくわえてでてきたものである。しかし、文字をもたない民族や、外国語の文字をつかっていた国家のために、人為的につくられたアルファベットもある。有名なのはアルメニア文字で、この文字は405年にメスロプ・マシトツによって考案され、現在でもつかわれている。モンゴル語をしるすための縦書きのパスパ文字は、中国で1269年ごろにつくられた。

近代でも、1820年ごろにチェロキー語の音節文字がアメリカ先住民の指導者によって考案されたのをはじめとして、19世紀にはアメリカ先住民諸語のためのアルファベットや音節文字が、ラテン文字やキリル文字をもとにして、宣教師などの手によってつくられている。