中国語
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中国語
IV. 方言

口語中国語には多くの地域方言がある。それぞれの方言は、共通の表記体系を採用しながら、相互に理解不能なほどの大きな違いをもっている。これら方言間の違いはロマンス諸言語間の発音と語彙の違いに類似しており、方言ではなく別言語とする考えもあるが、一般的には方言とされている。

1. 官話方言

中国人の約70%は、官話方言とよばれる北方方言を話している。そのうち北京で話されている官話方言、いわゆる北京語は、近代、民衆によって書かれた白話や全国的な学校教育用にさだめられた公用の普通話の基礎になっており、現代の中国語の標準形となっている。

2. 南東部の6つの方言

中国語にはほかに中国南東部で話されている6つの方言がある。広東語ともよばれる粤(えつ)方言は、香港や広東省、海外の華僑などによって話されている。湖南省の住民は湘方言、いわゆる湖南語を使用している。(びん)方言は福建省や台湾などで、(かん)方言は江西省などで話されている。呉方言は江蘇省や浙江省の住民によって話され、上海語をふくむ。客家方言は、華南各地に点在する客家の人々によってもちいられている。