アルコール
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アルコール
III. アルコールの性質

アルコールは分子間に水素結合が形成されているため、融点や沸点は分子量が同じくらいのアルカンにくらべるとはるかに高い。たとえば、分子量32のメタノールの沸点は64.65°Cであるが、分子量30のエタンの沸点は-88.6°Cである。

アルコールは水とむすびつきにくい疎水性(そすいせい)のアルキル基と、反対の性質をしめす親水性のヒドロキシル基からできているため、矛盾した性質をもつ。そのため、炭素数の少ない低級アルコールではヒドロキシル基の寄与が大きくて水によくとけるが、炭素数の多い高級アルコールでは、アルキル基の寄与がまさるため、水にはとけにくくなる。

また、水酸化ナトリウムNaOHの–OHとことなり、アルコール中のヒドロキシル基–OHは、水にとかしても水酸化物イオンOH-とはならないため、アルコールの水溶液は中性である。