アルコール
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アルコール
IV. おもなアルコール

もっとも単純なアルコールであるメタノールCH3OHは、芳香臭があり、水によくとける。また、空気中では青白色の炎をあげて燃焼する。溶剤(希釈剤)や燃料、ホルマリン(ホルムアルデヒド)などの合成原料として利用されている。エタノールC2H5OHも可燃性だが、メタノールとはちがい毒性がなく、日本酒や洋酒など飲料に使用される。また溶剤や消毒用、燃料や合成原料としてももちいられる。エチレングリコールC2H6O2は、無臭で甘みがあり、自動車の冷却水にまぜて不凍液として利用されるほか、ポリエステル繊維や樹脂(ポリエステル)の原料としても重要である。

2つ以上のヒドロキシル基をふくむ多価アルコール、たとえばグリセリンC3H8O3の名で知られている3価アルコールも、医療品や化粧品の潤滑剤として利用され、ニトログリセリンの原料になる。イソプロパノール(イソプロピルアルコール)C3H8Oは消毒アルコールとして、ブタノール(ブチルアルコール)C4H10Oは4種の異性体があり、香料および定着液の基剤として使用されている。