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| II. | 鋼の5元素 |
鋼にふくまれる炭素は、硬さと強度をます働きをする。鋼には炭素のほかにもケイ素、マンガン、リン、硫黄といった元素が微量ふくまれており、これを鋼の5元素という。これは鋼の製造過程でどうしても入ってくる不純物である。ケイ素は鋼の硬さと硬度をまし、マンガンは焼入れ性(→ 焼入れ)を増大させ、強靭性(きょうじんせい)をます働きがある。そのため、鋼の性質は、炭素とマンガンの含有量によってほぼ決定される。しかし、リンは鋼に偏析をおこさせやすく、低温脆性(ていおんぜいせい:低温でもろくなること)をまし、硫黄は熱間脆性(200~300°C)をおこす有害な元素である。