検索ビュー ストロンチウム

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ストロンチウム

銀白色のやわらかい金属元素。アルカリ土類金属のひとつ。化学的反応性が高く、展延性(延性)にとむ。すでに18世紀末に酸化物が知られていたが、1808年にイギリスの化学者デービーが金属ストロンチウムを最初に分離した。空気中で酸化被膜をつくる。水とはげしく反応し、水酸化ストロンチウムと水素ガスをつくる。単体は、酸化物を高温でアルミニウムで還元するか、炭酸塩または硫酸塩を塩化物に変換し、それを電気分解してえられる。

単独では存在せず、おもにストロンチアン鉱SrCO3、天青石SrSO4として存在する。少量ずつであるが広範囲に分布している。メキシコ、イギリス、カナダなどに多く産出する。空気中で燃えると明るい赤色の炎をだすので、花火や照明弾などの製造に使用される。チタン酸ストロンチウムを強誘電体チタン酸バリウムにまぜると、透電率が高まる。

放射性同位体ストロンチウム90は、原子炉内で核分裂生成物として生じ、半減期が28.78年と、ストロンチウムの放射性同位体の中でもっとも長い。核爆発実験(核兵器)によっても生成される。大気中に放出されたものが人体にはいると、放射性障害をおこす危険がある。放射性降下物

安定同位体のストロンチウム87は、古い岩石の年代測定法に利用される。年代測定法

元素記号Sr。原子番号38。原子量87.62。融点約768°C。沸点約1381°C。密度2.63g/cm³(30°C)。周期表(周期律)2族に属する。地殻中の存在量384ppm。