ベルディ,G.
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ベルディ,G.
II. 初期の作品

1839年、オペラの第1作「オベルト」がスカラ座で初演され、まずまずの当たりをとる。しかし、次の喜歌劇「1日だけの王様」(1840年初演)は失敗におわり、最初の妻と2人の子供をなくした痛手も重なって、一時は作曲活動を断念しようとする。

1年余りのち、スカラ座の支配人にはげまされて「ナブッコ」(1842年)を書きあげ、爆発的な人気を博す。当時の人々はバビロンの捕囚となったユダヤ人の運命をえがいた内容に、オーストリアの北イタリア支配に抵抗する戦いの暗喩(あんゆ)をみいだしたのである。第3部第2場でうたわれるユダヤ人の合唱「いけ、わが思いよ、金色の翼にのって」は、のちにイタリア人の第二の国歌として愛唱されるまでになった。「ロンバルディ」(1843年)と「エルナニ」(1844年)も成功をおさめたが、「エルナニ」につづく10作のうち、今日でもしばしば上演されるのは「マクベス」(1847年:マクベス)と「ルイザ・ミラー」(1849年)の2作だけである。