| ハリケーン | 項目ビュー | ||||
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| II. | 赤道無風帯で発生 |
ハリケーンのほとんどは赤道無風帯(ドルドラム)で発生するが、無風帯といっても、風がまったくないわけではない。中緯度(→ 緯度・経度)の海上よりは穏やかだが、しばしば巨大な積乱雲(→ 雲形)が発生して、はげしいスコールをふらせる。また、赤道無風帯といっても赤道上にあるわけではない。大西洋では北緯5~10度の範囲で、赤道のやや北側に位置する。その北側からは北東の貿易風、南側からは南東の貿易風がふくので、赤道無風帯では2つの気流が合流して上昇気流が発生し、それが原因で積乱雲がたえず発生している。→風の「卓越風」
気流が合流するので、気象学ではそこを熱帯収束帯という。赤道より北側に位置しているため、大西洋で発生するハリケーンは北半球にかたよっている。それに対して東太平洋では、熱帯収束帯が北半球側にも南半球側にもできることがあるので、北半球ばかりでなく南半球でもハリケーンが発生する。ちなみに、2004年にブラジル沖でカタリナ(Catarina)が発生し、南大西洋でハリケーンは発生しないと考えていた研究者たちをおどろかせた。→気象学の「地球大気の循環」