ローマ神話の戦いの神。ローマの主要な神々のひとりで、ローマの建国者ロムルスの父であることから、ローマ人の始祖ともされた。マルスのもともとの特質や役割は明らかでないが、ローマ人たちはマルスをギリシャの戦いの神アレスと同一視した。英語のMarch(3月)はマルスが語源である。
皇帝アウグストゥスは、暗殺された義父カエサルの復讐(ふくしゅう)を前42年にはたした記念に、マルス・ウルトル(ウルトルは「復讐者」の意)の神殿を造営した。