ユグノー
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ユグノー
II. ユグノーの登場

フランスの宗教改革運動は16世紀初頭、聖書の再検討などをおこなう人文主義者や福音主義者の活動からはじまった。1520年代になると、ルターの教えがフランスにつたわって同調者があらわれ、改革派の運動は知識人や手工業者、さらには貴族の間にも拡大した。バロワ朝のフランス国王フランソワ1世は姉マルグリット・ド・ナバールとともに、改革派に好意的だった。しかし、30年代半ばから、ソルボンヌとパリ高等法院が改革派の弾圧を開始すると、フランソワ1世も弾圧政策をとるようになった。

1540年代になると、ジュネーブを中心に活躍していた、フランス人神学者カルバンの、信仰生活における規律や訓練を重視する教えがフランスに普及し、フランスの改革派の大部分がカルバン派になった。47年にアンリ2世が即位すると、パリ高等法院には火刑法廷が設置されて、カルバン派信徒は異端として火刑に処せられた。しかし、59年にパリでひらかれた第1回全国改革派教会会議に参加した教会はわずか15だったが、2年後の第2回会議は2000以上にものぼった。