検索ビュー 硝石

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硝石

硝酸カリウムからなる鉱物。斜方晶系(結晶)に属し、完全な劈開(へきかい)(鉱物学)がある。結晶は透明でガラス光沢をもち、無色または白色である。砂漠などの乾燥地帯の岩石や土壌の表面にみられる。日本には、ほとんど産出しない。成分の硝酸カリウムは、黒色火薬、肥料、食肉保存剤、医薬品、融剤、酸化剤に使用される。硝石の産出量は少ないので、工業的に製造された硝酸カリウムが多くつかわれる。化学組成KNO3。硬度2。比重2.1。

チリ硝石は、硝酸ナトリウムからなる鉱物で、南アメリカ、とくにチリに大きな鉱床があるので、この名がある。六方晶系に属し、構造は方解石に似ている。結晶は半透明でガラス光沢をもち、白色である。完全な劈開がある。空気中の水分を吸収してしめり、しだいにとける。かつては肥料や硝酸の製造に使用されたが、現在では工業的に合成されるため、直接の原料になることは少なくなっている(アンモニア)。化学組成NaNO3。硬度1.5~2。比重2.24~2.29。