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ピレウス

ギリシャ南部、アッティカ県の都市。現代ギリシャ語ではピレエフスとよばれる。首都アテネの南西約10km、サロニコス湾にのぞむ同国最大の港湾都市で、アテネの外港となっている。機械、化学、造船などの工業が立地し、アテネとは地下鉄でむすばれ、ギリシャのほぼ全土とむすぶ鉄道のターミナルもある。エーゲ海観光の拠点としてもにぎわっている。人口は17万5697人(2001年)。ギリシャ第3の都市である。

前493年、アテネの政治家テミストクレスがファレロン港にかわる海軍基地として建設した。つづいて、ペリクレスの時代には、ミレトスの都市計画家ヒッポダモスによって市街が碁盤の目状に整備され、アテネとは城壁でむすばれた。しかし、前86年にローマの攻撃をうけてほぼ壊滅。ギリシャ独立後の1834年にアテネがギリシャの首都にさだめられて以後、新たに港湾都市として復興した。クリミア戦争時には英仏連合軍によって占領された。海軍兵学校や考古学博物館がある。