エルニーニョ
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エルニーニョ
III. 発生のメカニズムと影響

異常気象は、熱帯の太平洋南東部の海面水温が異常上昇するときに発生する。ふつうの状態では、海面水温の高い海域は西部熱帯太平洋だけである。そこは、ペルーやエクアドルの沖にくらべて5°C以上水温が高い。また、西部熱帯太平洋の海面気圧も低く、周囲から空気があつめられて、しめった空気が上空まではこばれ、雲が発生して、東南アジア、ニューギニア、北部オーストラリアに多量の雨をふらせる。

一方、東部熱帯太平洋では、日射によって熱せられた海面付近の海水が、東から西にむけてふく貿易風によって西にはこばれてしまうので、深海から冷水がわきあがる。そのために海面水温が低く、海面気圧が高くなるので、空気は乾燥する。