エルニーニョ
印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。
エルニーニョ
IV. エルニーニョの影響

エルニーニョが発生すると、いつも東から西にふいている貿易風は弱くなるか、場合によっては、風向きが反対になる。すると、太平洋の西側に風でおしつけられていた暖水が東向きにうごきだし、東太平洋までおおってしまうため、南アメリカ大陸の西岸沖の海面水温がいちじるしく上昇する。その結果、今まで乾燥した大気でおおわれていた地方が、大量に水蒸気をふくむ空気でおおわれ、いつもは雨がほとんどふらない地方に集中豪雨が発生する。一方、いつもは降水量の多い西太平洋に雨がふらなくなり、東南アジア、インド、南アフリカに干ばつをもたらす。1997年から翌年にかけてのエルニーニョでは、異常な乾燥の影響もあって、インドネシアで大規模な森林火災が発生した。また、北アメリカ大陸の各地にも異常気象が発生する。