| 燃焼 | 項目ビュー | ||||
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| III. | 固体燃料の燃焼 |
通常の固体燃料は、石炭、コークス、木炭、木材などである。固体燃料に点火すると、熱分解で生じた揮発性の成分が放出され、燃焼がひろがっていく。炭素をふくむ不揮発性の成分は、すすとなって放出されるか、炎の中に残留物となってのこる。
揮発成分の燃焼によって約400~800°Cの高温が発生すれば、不揮発性の残留物の表面で酸素が反応し、二次的な燃焼がおこる。この燃焼速度は酸素の表面への拡散速度によって左右される。炉の火格子の上で石炭などが燃焼する場合、火格子の下から新鮮な空気がたえず供給され、燃焼に必要な高温は、固体燃料の放射する熱で連続して供給される。
| 1. | 燃焼速度 |
燃焼速度をはやくするため、石炭をくだいて粉末状にし、空気と混合して炉におくりこむ方法もとられる(→ 流動層燃焼)。石炭などの、可燃性の微細粒子(炭塵:たんじん)が大量に空気中にただよう場合、点火によって爆発のような燃焼がおこる。鉱山での炭塵爆発事故がその実例である(→ 採鉱)。また家庭でも、大量のほこりによって同様な火災が発生する場合がある。