大砲
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大砲
II. 大砲の出現

大砲の元祖ともいうべき兵器は、12世紀の中国で発明されていたらしいが、現代的な意味の大砲は14世紀にヨーロッパで発明された。

当時の大砲は数枚の鉄の板を樽(たる)のようにたばねて、外側から鉄製のたがをはめて強化した構造で、石などを発射した。精度も耐久性もわるく、射撃中に砲身が破裂することもたびたびあった。敵兵をおどろかす効果はあったが、実用的な価値はあまり高くなかった。

15世紀になると、鉄よりも割れにくく、大量に生産できる青銅や黄銅製の砲身、石弾の約3倍の威力がある鋳鉄製の弾丸、砲身を上下にうごかせる砲耳(ほうじ)などの改良がくわえられた。

これらの改良と移動を容易にする車輪の装着により、大砲は攻城および防御兵器としてだけでなく、野戦でも使用されるようになっていった。