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IV. 漢代の文化

漢代は、各地で独自に発達した文化が統合にむかう時代であり、それまでの伝承・記録を総括する内容の書物が数多く編集された。「史記」をはじめ、漢代以前の漢字の意味を解説した「説文解字(せつもんかいじ)」、最初の百科事典ともいえる「淮南子(えなんじ)」、最初の図書目録とされる「七略」などがつたわっている。後漢には、儒教の浸透を反映して前漢の歴史を儒教主義に徹してつづった「漢書」が出版された。

近年は、漢代のさまざまな遺跡が発掘され、その時代の美術や科学技術を今につたえている。河北省の満城漢墓、湖南省の馬王堆漢墓、広東省の南越王墓(なんえつおうぼ)などが有名である。とくに馬王堆漢墓は、前2世紀の衣服・木製品・竹簡などがくさらずにのこっており、世界的に貴重な歴史資料となっている。