| プラトン | 項目ビュー | ||||
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| III. | 著作 |
プラトンの著作は対話形式をとり、哲学上の意見が、2、3人の対話者によって提出され、議論され、批判される。最初期のプラトン著作集は、35の対話編と13の書簡をふくんでいたが、若干の対話編とかなりの数の書簡の真偽については議論の余地がある。
| 1. | 初期の対話編 |
プラトンの対話編は、成立時期に応じて初期、中期、後期にわけられる。初期の対話編は、ソクラテスの哲学と問答法を忠実につたえようとしている。これらの対話編は、どれも同じような形をとる。まず、多くの知識をもつと自称する人にであったソクラテスが、自分の無知を告白し、知識をもつ人に教えをもとめる。しかしソクラテスが質問してみると、賢いといわれていた人は、知っていると称していたことをほんとうは何も知らないことが明らかになる。ソクラテスは、自分は少なくとも知らないということを知っているのだから、その点でその人よりは少し賢いということがわかる。このような無知の知が、知恵の始まりだというのである。
初期の著作には、「クリトン」「プロタゴラス」「ソクラテスの弁明」「カルミデス」「リュシス」「ゴルギアス」「メノン」などがある。
| 2. | 中期と後期の対話編 |
中期と後期の対話編は、プラトン自身の哲学をあらわしている。この時期の多くの対話編でも依然としてソクラテスが主人公になっているが、多くの専門家は、そこでのべられる考え方がプラトン自身のものだとみている。中期の対話編には、「ファイドン」「饗宴」「国家」「ファイドロス」などがある。後期の対話編には、「テアイテトス」「パルメニデス」「ソフィステス」「フィレボス」「ティマイオス」「法律」などがある。