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| VII. | 環境問題 |
フランスの河川の一部は、生活排水、産業排水、農薬として使用される化学物質の流入などによって水質汚濁がすすんでいる。水質改善にむけて、新たな浄水場の建設、汚染源に対する課徴金制度の導入などの対策がとられている。大都市では、自動車の排気ガスや、化石燃料の燃焼による大気汚染がいちじるしく、一部の森林では酸性雨の被害も出ている。
フランスにおける環境保護の歴史は、中世の計画的な森林管理にまでさかのぼる。1930年に最初の自然保護関連法案が成立した。その後も、いろいろなタイプの生物生息地を保護する法律を時に応じてさだめてきた。国立公園をはじめとするさまざまな保護地域があり、各地の海岸や湖岸や海洋にサンクチュアリ(聖域)がもうけられている。また、ユネスコの「人間と生物圏計画」にもとづいて7カ所が生物圏保護区に指定されている。そのうち5つはフランス本土に、2つは海外領土にある。