卓球
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卓球
III. 歴史

卓球の起源はイギリスにあり、ローンテニスを楽しんでいた者たちが、雨の日の時間つぶしにダイニング・テーブルの上で有り合わせの用具をつかっておこなったのが始まりとされる。1900年ごろにゴムやコルクのボールがセルロイド製のボールにとってかわられるようになると、この競技はイギリスやアメリカで盛んになっていった。初期のゲームは、さまざまな名でよばれていたが、擬声語からとられたもっとも一般的だったピンポンという名は、その後、商標登録された。室内競技としての人気は急速にすたれたが、22年ごろに、卓球をスポーツとして再生させようという運動が世界各地で同時におこった。26年に5カ国があつまってベルリンで開催された会議の結果、国際卓球連盟(ITTF)が設立された。

約140カ国のメンバーからなる国際卓球連盟は、2年に1回開催される世界卓球選手権大会を主催し、男子団体、女子団体、男子単・複、女子単・複、混合の計7種目があらそわれる。1960年代から80年代の前半までは中国がおもに優位を占めており、日本、スウェーデン、ハンガリーがときおり優勝するという状態だった。しかし、88年に卓球がオリンピックの正式競技に採用されてからは、韓国とスウェーデンも世界のトップグループにくわわった。

日本に卓球がつたわった最初の記録としては、1902年(明治35)、高等師範学校教授の坪井玄道がイギリスからもちかえったというものがある。21年(大正10)に大日本卓球協会が設立され、28年(昭和3)に国際卓球連盟に加盟した。戦後は49年に国際卓球連盟に復帰し、52年に初参加したボンベイでの世界選手権で4種目に優勝という快挙をはたした。

以来、男女ともに世界のトップレベルを維持してきたが、近年は中国の前陣速攻とヨーロッパ勢のシェークハンド攻撃の前に生彩を欠いている。