| 氷 | 項目ビュー | ||||
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| II. | 性質 |
水が凍結して氷になると体積がふえるという性質は重要である。これは0°Cで水の比重(→ 密度)が0.9998であるのに対して、氷の比重が0.9168であることからもわかる。そのため、氷は水にうくのである。ふつうにみられる氷は、氷1とよばれるもので0°C200気圧以下では安定した性質をもつ。だが、さらに気圧が高くなると、氷は多形現象をしめし、いろいろな性質をもつようになる。そのような氷には、氷2~氷9が知られており、これらは比重が水より大きいので水にしずむ氷である。一般に気圧が高くなると融点があがる。たとえば、2万気圧では融点が80°C以上になり、「熱い氷」となる。
水がこおると体積が膨張するという性質は、地質学においても重要である。地表の岩の小さなすきまに水がしみこみ、そこでこおると体積が膨張するために、岩はひびが入ったり、くだけたりする。浸食作用の多くが氷によるこの氷食作用によっておこる。