天然ガス
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天然ガス
I. プロローグ

天然ガスは、地質時代の動植物の死骸(しがい)が分解してできたもので、石油や石炭と同じ化石燃料とよばれる天然資源のひとつである。おもに炭化水素を主成分とする可燃性のガスで、石油とともに産出される油田ガス(構造性ガス)や夾炭層(きょうたんそう:炭層を間にはさむ地層)から産出される炭田ガス、さらに石油や石炭と直接関係なく大量の地下水にともなって産出する水溶性ガス(共水性ガス)などがある。

世界じゅうでもっとも多く利用されている油田ガスには主成分であるメタンにくわえ、エタンやプロパン、ブタン、天然ガソリンなどもふくまれ、湿性天然ガスともよばれている。一方、日本やイタリアなどでは水溶性ガスが多く、新潟県の南長岡ガス田や福島県の磐城沖ガス田などで生産されている。