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| II. | キトサン |
キチンを濃アルカリ溶液とともに加熱し、脱アセチル化した物質がキトサンである。通常は、脱アセチル化度が50%以下をキチンといい、50%以上をキトサンといっている。キトサンは、化学命名法ではβ-1、4-ポリ-D-グルコサミンというポリマーである。濃塩酸で加水分解すると、モノマーのD-グルコサミンになる。
6個の炭素分子をもつ単糖類のアルキル基が一部アミノ基で置換されたアミノ糖を総称してヘキソサミンというが、D-グルコサミンもヘキソサミンの一種である。ヘキソサミンは、ワクスマンが発見したストレプトマイシン、梅沢浜夫が分離したカナマイシン、ピューロマイシンなどの抗生物質やその誘導体として知られている。