| コムギ | 項目ビュー | ||||
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| III. | 品種 |
小麦は栽培されている地域の標高、気候、収量などによって、つくられる種類がことなる。ロシア、アメリカ合衆国、カナダで栽培されているパンコムギは、春コムギと冬コムギがあり、春にまいて夏に収穫するか、秋にまいて春に収穫する。穀粒の色は種類によってことなり、白いコムギはたいてい冬コムギであり、赤いものは春コムギである。パンコムギに近縁なのは、とくにコンパクトな穂をしたクラブコムギと、頴が種子をかたくつつむスペルトコムギである。デュラムコムギ(duramはラテン語の「かたい」という意味)は、穀粒がかたいことによる。マカロニコムギともいい、マカロニやスパゲティの原料にするために地中海沿岸地域で多く栽培されている。アメリカの北部中央地域でも栽培される。
新しい高収量のコムギが1960~70代年にかけて研究、育成され、耐寒性と耐病性の高い品種がつくりだされた。78年には、中東に生育している耐干ばつ性で高タンパク質の古い種が確認され、より改良されたコムギの品種改良が期待されている。
日本では地域ごとの気候、土質、標高などにあった品種改良がおこなわれてきたが、全国の栽培面積の3分の1以上につかわれる安定した品種は「農林61号」である。