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| VIII. | 近代天文学 |
ニュートンの時代以後、天文学はいくつかの方向に分岐した。ニュートンの万有引力の法則によって、古くからある惑星運動の問題は、天体力学としてあらためて研究されることになった。改良された望遠鏡で惑星の表面の調査や、多くの暗い星の発見、星までの距離の測定が可能になった。19世紀には新しい装置、分光器の発明によって、天体の化学組成と運動についても情報がえられるようになった。
20世紀になると、さらに大きな反射望遠鏡が建設され、口径600cmのものもある。これらの装置をつかった研究によって、銀河や銀河団の構造が明らかになった。20世紀後半には、物理学の発達が新しいタイプの観測装置をもたらし、そのいくつかは天文衛星として地球の軌道をまわっている。これらの装置は、ガンマ線、X線、紫外線、赤外線、電波とさまざまな波長の電磁波に敏感に反応する。現在は惑星、星、銀河だけでなく、連星をとりまくプラズマ、新しい星が生まれつつある星間領域、可視光線ではみられない低温の粒子、ブラックホールがあるかもしれない活動的な銀河核、宇宙の初期の歴史について情報を提供してくれるかもしれないビッグバンでつくられたフォトン(光子)、などの研究がおこなわれている。→ 天文台:レーダー天文学:宇宙探査