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キクラデス諸島

ギリシャ南東部、アテネの南東にあるエーゲ海の島群。古代には、アンドロス、デロス、ミロス、ナクソス、パロス、ケア、キトノス、ミコノス、セリフォス、シフノス、シロス、ティノスの島々からなっていた。当時、これらの島々は聖地とみなされたデロス島を中心に環状をなしていると考えられていたため、キクラデス(古代ギリシャ語で環状の意、英語のサークル)とよばれた。現在はさらにイオス、アモルゴス、サントリニ(ティラ)、アナフィの島々や約200の小島もふくまれる。おもな農産物にはワイン、オリーブ油、小麦、タバコがあり、大理石、御影石、軽石、フーラー土(油の脱色用)、金剛砂(研磨材)のほか、硫黄、マンガン、鉄鉱石などの鉱物を産出する。面積は2572km²。人口は8万8485人(1981年)。

島々はすべて山がちで、最大のナクソス島をのぞけば水源にめぐまれず、樹木も少ない。デロス島、ミロス島、サントリニ島には多くの古代遺跡がある。キクラデス行政区の中心はシロス島のエルムポリスである。

前479年、キクラデス諸島はデロス同盟に加盟し、アテネの傘下にはいった。13世紀にはベネツィアのエーゲ海公爵領となり、1566年、オスマン帝国が占領した。1829年にギリシャの一部となった。