コスタリカ
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コスタリカ
II. 国土と資源

国土のかなり広い地域が、標高約900~1800mの起伏にとんだ高地である。北西から南東にかけて、グアナカステ山脈、セントラル山脈、タラマンカ山脈がつらなる。最高峰はチリポグランデ山(3819m)で、ほかに活火山のイラスー山(3432m)がある。これらの山脈の間にメセタセントラル(中央高原)があり、そこに人口が集中している。

屈曲の少ないカリブ海沿岸には幅広い低地帯がつづく。太平洋側には奥行の深いニコヤ湾をはじめ、水深が深く湾口が広く開いたドゥルセ湾、コロナド湾など数々の湾入がみられる。太平洋岸の平野は狭く、海岸は低湿地帯となっている。最大の河川は、北部のニカラグア国境をながれるサンフアン川である。

1. 気候

沿岸部の熱帯気候から内陸高地の温暖な気候まで、地域によって変化にとむ。年平均気温は沿岸部で約32°C、内陸部では約17°C。南部では4~12月、北部では5~10月が雨季となる。年降水量は約2540mmである。

2. 動植物と天然資源

国土の46.8%(2005年推計)が森林におおわれ、林産資源の供給源になっている。森林にはコクタン、マホガニー、ヒマラヤスギが多くみられるほか、1000種をこえるランが自生する。ピューマ、ジャガー、シカ、サルなど205種(2000年)の哺乳類が生息し、鳥類も600種におよぶ。

メセタセントラルと河川の流域一帯は、耕作に適している。地下資源は、ボーキサイトや金、銀、ニッケル、石油などがあるが、環境保護のために沿岸地域の石油資源開発を断念するなど、開発はすすんでいない。海岸部ではマグロなどの漁がおこなわれる。ウミガメの漁もおこなわれていたが、規制がかけられた。電力供給は水力発電が中心である。